株式会社東北テクノアーチ
最終更新日:2023-09-05 14:16:26.0
東北大学技術:光応答性リガンド: T17-180
東北大学技術:光応答性リガンド: T17-180
ジヒドロ葉酸還元酵素(DHFR)は抗癌剤MTXの標的として知られており、大腸菌DHFR(eDHFR)とMTXまたはその類縁体との結合性を活用した研究用ツール(タンパク質の細胞内局在を評価するキット等)が報告・販売されている。発明者らは、MTXにアゾ基を導入したazoMTXを開発し、光照射によるeDHFRへの結合を調節できることを見出した。また、azoMTX誘導体を用いて、細胞内に発現させたeDHFR融合蛋白質の動態を光で操作できることを見出した。
【効果】
• azoMTXは、特定波長の光照射によりその構造が可逆的に変化する。
UV光照射下で生成するcis体のazoMTXはeDHFRに強く結合し、その酵素 活性を阻害したが、可視光照射下で生成するtrans体のazoMTXはeDHFRへの結合強度が低下し、酵素反応が進行した。
• 標的蛋白質をeDHFRとの融合蛋白質として発現させ、azoMTX誘導体を用いて、細胞内動態(局在)を可逆的に光操作できた。 (詳細を見る)
取扱会社 東北大学技術:光応答性リガンド: T17-180
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