富士電機株式会社パワエレ営業本部 産業ソリューション統括部
最終更新日:2024-06-20 10:38:49.0
蒸気発生ヒートポンプ
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基本情報蒸気発生ヒートポンプ
排熱回収型ヒートポンプで熱を有効利用、食品工場の省エネ対策・CO2排出量削減を支援
食品製造業では省エネ化の推進・エネルギーコストの削減などの課題を抱えています。これら課題を解決する手段として排熱利用や熱回収技術が注目されています。
食品工場の生産工程における洗浄や殺菌などの設備では多くの熱を利用し排出しています。これらの熱を回収し有効利用することができれば、さらなる省エネ対策が可能になり、工場全体のエネルギーコスト削減や、CO2排出量の低減などのメリットが期待できます。
蒸気発生ヒートポンプはこうした設備で排出された熱を回収・再加温し、排熱の再利用を可能にします。工場で排出される排温水(60~80℃)などから熱を回収し、飽和蒸気(100~120℃)を供給します。
遠隔監視・操作に対応しており、ヒートポンプとエネルギーマネージメントシステムを組み合わせることで食品工場全体の省エネ、エネルギー利用の最適化を可能にします。
導入事例:ヒートポンプによる省エネルギー対策
■事例概要
ヒートポンプによる省エネルギー対策事例。導入以前はボイラーで蒸気をつくりクリーンルームに供給していましたが、これにディーゼルエンジンの冷却水排熱を利用。
蒸気発生ヒートポンプで 熱回収し蒸気を供給、ボイラーの使用を低減。これにより、蒸気発生にかかるエネルギーコストを約55%削減、CO2排出量を約40%削減することができました。 (詳細を見る)
蒸気発生ヒートポンプ
工場で排出される排温水(60~80℃)などから熱を回収し、飽和蒸気(100~120℃)を供給します。遠隔監視・操作に対応。エネルギーマネージメントシステムを組み合わせることで工場全体の省エネ、エネルギー利用の最適化を可能にします。
[主な特徴]
・工場で排出される排温水(60~80℃)などから熱を回収し、飽和蒸気(100~120℃)を供給します。
・排熱を再利用することで、ボイラーでの高温再加熱の負荷を軽減することができます。
・蒸気の使用量に応じ、複数台での接続運転(最大10台まで)が可能です。
・高圧ガス保安法の対象外、特殊な工事がなく、設置・導入が容易です。
[エネルギーコスト削減・CO2排出量削減効果]
・排熱の再利用をすることで、ボイラーでの高温再加熱の負荷を軽減することができます。
・都市ガスを燃料とする蒸気ボイラーと蒸気発生ヒートポンプで同じ量の蒸気を発生させる場合、蒸気発生ヒートポンプは、蒸気ボイラーの約50%の消費エネルギーで蒸気を発生させることができます。
・これによりボイラーの燃料費を削減が可能になり、工場の省エネやCO2排出量削減を可能にします。 (詳細を見る)
提案事例:排温水の熱回収による省エネ対策
蒸気発生ヒートポンプの提案事例。食品製造業A社では、生産工程で使用された温水の高効率利用に課題がり、熱交換による再利用可能量と設備にかかるランニングコストや、費用対効果を把握する必要がありました。蒸気発生ヒートポンプを活用した熱の高効率利用を提案、試算の結果排温水の活用でエネルギーコストが60%削減、CO2排出量が55%削減できることがわかりました。 (詳細を見る)
提案事例:熱のエネルギー管理システム
熱収支分析システムの提案事例。食品製造業において、蒸気利用設備の効率化は省エネ対策に有効です。一方で、熱のエネルギー管理は、専門知識が必要なため、電力と比較して省エネ対策が遅れているのが現状です。このシステムを導入することで蒸気利用設備の熱収支を定量的に把握し、要因分析や無駄な熱消費抑制、工場の省エネ推進、エネルギーコスト削減を可能にします。 (詳細を見る)
取扱会社 蒸気発生ヒートポンプ
富士電機株式会社 パワエレ営業本部 産業ソリューション統括部
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