富士電機株式会社 蒸気発生ヒートポンプ

排熱回収型ヒートポンプで熱を有効利用、食品工場の省エネ対策・CO2排出量削減を支援

工場で排出される排温水(60~80℃)などから熱を回収し、飽和蒸気(100~120℃)を供給します。遠隔監視・操作に対応。エネルギーマネージメントシステムを組み合わせることで工場全体の省エネ、エネルギー利用の最適化を可能にします。

[主な特徴]
・工場で排出される排温水(60~80℃)などから熱を回収し、飽和蒸気(100~120℃)を供給します。
・排熱を再利用することで、ボイラーでの高温再加熱の負荷を軽減することができます。
・蒸気の使用量に応じ、複数台での接続運転(最大10台まで)が可能です。
・高圧ガス保安法の対象外、特殊な工事がなく、設置・導入が容易です。

[エネルギーコスト削減・CO2排出量削減効果]
・排熱の再利用をすることで、ボイラーでの高温再加熱の負荷を軽減することができます。
・都市ガスを燃料とする蒸気ボイラーと蒸気発生ヒートポンプで同じ量の蒸気を発生させる場合、蒸気発生ヒートポンプは、蒸気ボイラーの約50%の消費エネルギーで蒸気を発生させることができます。
・これによりボイラーの燃料費を削減が可能になり、工場の省エネやCO2排出量削減を可能にします。

基本情報蒸気発生ヒートポンプ

・複数台での接続運転、遠隔監視・操作に対応
蒸気の使用量に応じ、複数台での接続運転(最大10台まで)が可能です。ネットワークに接続することで中央制御室やパソコン等から遠隔監視・操作が可能で運転状況の把握や制御も容易です。また、エネルギー管理システムと連携することで工場全体のエネルギー最適化に貢献します。

・特別な手続不要で、設置・導入が容易
蒸気発生ヒートポンプは、低圧の冷媒を使っています。このため高圧ガス保安法の対象外です。届出や保安専任者の選出、法令に沿った手続きや取り扱いに資格者も不要、圧力容器の技能講習・特別教育も必要ありません。据付の際も特殊な工事がなく、設置・導入が容易です。

用途/実績例 導入事例1:蒸気発生にかかるエネルギーコストを55.3%削減、CO2排出量40.2%削減

自社半導体工場のクリーンルーム空調機への導入事例です。蒸気発生ヒートポンプ導入以前は加湿用に小型のボイラーを運用しており、燃料費やボイラー管理の手間がかかっていました。 そこで、ディーゼルエンジンのエンジン冷却水(80℃)から熱回収し、半導体製品生産ラインのクリーンルーム空調加湿蒸気として利用しました。
従来の灯油焚き蒸気ボイラーで加湿していた場合と比較すると、蒸気発生にかかるエネルギーコストが 55.3%削減効果が確認できました。また、日常のボイラー管理の手間も大幅に減らすことができました。

導入事例2:蒸気ヒータドレンの利用でエネルギーコスト52%削減、CO2排出量46%削減
自社自動販売機工場への導入事例です。塗装工程の蒸気ヒータドレンの利用で導入以前と比較してエネルギーコストが52%削減、CO2排出量として46%削減効果が確認できました。

詳細情報蒸気発生ヒートポンプ

・排温水から熱回収し、飽和蒸気を供給
工場で排出される排温水(60~80℃)などから熱を回収し、飽和蒸気(100~120℃)を供給します。コンパクト設計により、工場内で蒸気加熱を要する給水予熱や洗浄、殺菌、空調・加湿設備など、各生産工程の近傍に設置して利用できるため、配管の延伸に伴う放熱ロスも抑制、エネルギーコストやCO2排出量を大幅に削減します。

標準仕様・外形寸法

カタログ蒸気発生ヒートポンプ

取扱企業蒸気発生ヒートポンプ

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富士電機株式会社 パワエレ営業本部 プロセスオートメーション統括部

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