富士電機株式会社パワエレ営業本部 産業ソリューション統括部
最終更新日:2023-10-23 15:57:31.0
適用事例:排熱回収利用による設備の省エネ対策
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基本情報適用事例:排熱回収利用による設備の省エネ対策
蒸気と熱収支分析で廃温水の排熱回収利用できることが判明。エネルギー効率向上と設備最適化が可能に。
■事例概要
殺菌設備における蒸気の熱収支分析事例。蒸気と熱収支分析した結果、製品出口温度の上昇、排温水からのフラッシュ蒸気発生、停止中の蒸気入熱があることが分かりました。
分析を通じて、廃温水の排熱回収利用できることが判明、工場の省エネルギー取り組みが可能になりました。
■製品情報:熱収支分析システム、クランプオン式蒸気流量計について
・熱収支分析システム:蒸気利用設備の熱収支を自動計算し、定量化できるシステムです。設備の熱効率を常時監視し、熱効率が悪化した場合には AI技術を応用した分析によりその要因を絞り込むなどが可能になります。
・クランプオン式蒸気用超音波流量計:工場や設備における蒸気流量の「見える化」を実現します。配管工事不要で簡単に取付けでき、稼働中の設備を停止する必要がなく精度高い測定が可能です。
工場の排熱利用・熱効率改善を支援する熱収支分析システム
工場の省エネ対策として、未利用の熱エネルギーの利用や熱利用の最適化がさらなる省エネ対策として注目されています。
工場では蒸気を利用する設備が多数あり、熱効率を改善したり、省エネルギー化を進めることは、食品工場のエネルギーコストの削減やCO2排出量の削減を可能にします。
このためには蒸気使用量や排熱量などの熱収支を定量的に把握する必要があります。しかし、計測・計算は簡単ではなく、また熱効率など熱エネルギーを分析できる人材がいないなどの課題があります。
熱収支分析システムはこれら課題を解決します。飽和水蒸気利用設備の熱収支を自動で見える化、異常データの判定や、熱効率を改善するための要因分析などを可能にし、工場の省エネ対策の推進、CO2排出量の削減などを可能にします (詳細を見る)
食品工場向けクランプオン式蒸気用超音波流量計/EMS
食品工場では蒸気エネルギーが大量に利用されています。電力は省エネ対策やエネルギーの見える化などの取り組みが進んでいる一方で、蒸気や熱を活用した省エネルギー対策はこれほど進んでいません。
省エネ対策が進まない理由の一つに電力と比較して蒸気は計測が難しく、省エネ効果が把握しにくいことがあげられます。
工場で使用される蒸気は、ボイラで製造された後、配管からの放熱ロスや蒸気漏れ等により損失が生じています。
蒸気用超音波流量計は工事不要で簡単に取付けできるため、流量計増設工事時等の設備停止がなく、今まで導入が難しかった工場や設備における蒸気流量の「見える化」を可能にします。
さらに、エネルギーマネージメントシステムを構築することで食品工場全体の省エネ、エネルギー利用の最適化を実現します (詳細を見る)
取扱会社 適用事例:排熱回収利用による設備の省エネ対策
富士電機株式会社 パワエレ営業本部 産業ソリューション統括部
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