株式会社吉田SKT ロゴ株式会社吉田SKT

最終更新日:2024-10-20 17:23:16.0

  •  

PTFEとPFAの違いとは? 技術資料

基本情報PTFEとPFAの違いとは? 技術資料

I N D E X

01 \ フッ素樹脂の種類と特性
 フッ素樹脂の種類
 フッ素樹脂の特性

02 \ PTFEとPFAの違い
 PTFEとは
 PFAとは
 分子構造の違い
 熱的性質の違い
 成形方法の違い
 コーティング目的で使用される場合の違い

03 \ FEPとETFEの概要
 FEPの特徴
 ETFEの特徴

04 \ 4種類のフッ素樹脂コーティングの違い

フッ素樹脂コーティング PTFE PFA FEPの違いとは? 

フッ素樹脂コーティング PTFE PFA FEPの違いとは?  製品画像

テフロンコーティング、フッ素樹脂コーティングの代表的な樹脂の種類と特長の違い

■樹脂名
 PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)
■特長
 連続使用温度が260℃と最も高く、耐熱性のほか、非粘着性、低摩擦特性などに
 も優れています。
■別名
 四ふっ化エチレン、4F

■樹脂名
 PFA(パーフルオロアルコキシアルカンポリマー)
■特長
 PTFEの改良樹脂で、PTFEと同じ連続使用温度260℃を有しています。
 熱溶融粘度が低く、PTFEでは得られなかった ピンホールの少ない連続被膜を
 得ることができるため、防食用コーティングとしては、
 最高の性能を持つフッ素樹脂加工です。
 また、PFAは用途によってはPTFEより非粘着性に優れているため、
 高温離型用コーティングとして使用されています。

■樹脂名
 FEP(パーフルオロエチレンプロペンコポリマー)
■特長
 PTFEの改良樹脂ですが、耐熱性はPTFEより低くなります。
 焼成により滑らかなピンホールの少ない被膜を得ることができます。
■別名
 4F6F、四・六ふっ化 (詳細を見る

フッ素樹脂 ETFE PVDF PCTFE ECTFE のご紹介

フッ素樹脂 ETFE PVDF PCTFE ECTFE のご紹介 製品画像

■ETFE(Ethylene Tetra Fluoro Ethylen copolymer)
TFEとエチレンとの共重合体で、非常に加工性が良い樹脂です。
パーフルオロポリマーでないため、耐薬品性は少し低下します。
融点 220-270℃

■PVdF(Poly Vinyli dene Fluoride)
フッ化ビニリデン(VdF)の単独重合体で、硬く、フッ素樹脂のなかで
最も誘電率が高く、高温で極性溶媒に溶解します。
融点 170-175℃

■ECTFE(Ethylene Chloro Tri Fluoro Ethylene copolymer)
クロロトリフルオロエチレン(CTFE)とエチレンとの共重合体で、
加工性に優れETFEに比べ難燃性と硬さに優れています。
融点 230-250℃

■PCTFE(Poly Chloro Tri Fluoro Ethylene)
クロロトリフルオロエチレン(CTFE)の単独重合体で、
透明で硬く、ガス透過性がフッ素樹脂の中で最も小さいです。
融点210-215℃

詳しくはPDF資料をダウンロード頂くかお問い合わせください。 (詳細を見る

フッ素樹脂 PTFE ETFEの違いとは? 

フッ素樹脂 PTFE ETFEの違いとは?  製品画像

フッ素樹脂”PTFE”と”ETFE”の特長の違いを解説します。

■樹脂名
 PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)
■特長
 フッ素樹脂の中で最初に発見されて開発された樹脂です。連続使用温度が
 260℃で耐熱性のほか、低摩擦特性、非粘着性に優れています。溶融粘度が
 高く、射出成形は難しい樹脂ですが、フライパンやホットプレートなどの
 コーティングとしても利用されています。

■樹脂名
 ETFE(テトラフルオロエチレンエチレン共重合体)
■特長
 ETFEは、パーフルオロ系フッ素樹脂とは異なり、分子構造中に水素原子(H)
 を含みます。そのため、PTFEやFEPなどと比べて耐薬品性や耐熱性は低く、
 連続使用温度はPTFEの260℃に対してETFEは150℃です。
 一方で、ETFEの機械的強度は高く、低融点で加工ができるため、
 耐食ライニングや耐摩耗性が必要な用途で利用されています。

※詳しくは”PDFダウンロード”をクリックいただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。  (詳細を見る

フッ素ポリマーとは? 

フッ素ポリマーとは?  製品画像

フッ素ポリマーとは、
フッ素原子が主要な構成要素として含まれるポリマーの一種です。
フッ素は非常に特徴的な元素であり、その特性はポリマーにも顕著に表れます。
以下に、フッ素ポリマーの主な特徴と一般的な用途について詳しく説明します。

■特徴
非常に低い粘着性
 フッ素ポリマーは一般的に非常に滑らかで粘着性がほとんどないため、
 "非粘着性"または"非粘着"として知られています。
 
高い耐薬品性
 フッ素ポリマーは非常に優れた耐化学性を持ちます。
 多くの腐食性物質や溶剤に対して耐性を示し、化学的に安定な特性を持っています。
 これにより、化学容器、配管、ガスケットなどのアプリケーションで利用されます。

高い耐熱性
 フッ素ポリマーは高温に耐える特性があります。
 特にPTFEは、非常に高い温度(約260°Cまたは500°F)まで耐えることができます。
 この特性により、高温条件下での使用が必要なアプリケーションに適しています。

電気絶縁性
 フッ素ポリマーは優れた電気絶縁性を持ちます。
 これは、電子部品やケーブルの絶縁材料として広く使用される理由の1つです。 (詳細を見る

取扱会社 PTFEとPFAの違いとは? 技術資料

株式会社吉田SKT

■加工製品・取扱商品 ・テフロンコーティング ・フッ素樹脂コーティング ・PFASフリーコーティング ・シリコーンコーティング ・PI・PBI・PEEKコーティング ・フッ素樹脂製品(PTFE、FEP、PFA) ・非粘着性、撥水性、離型性、低摩擦性、すべり性、耐摩耗性  耐食性、耐薬品性、耐熱性、電気絶縁性等の表面処理 ■事業所のご案内 〇名古屋事業所  名古屋市港区新茶屋三丁目1238番地  TEL:(052) 302-3030(代表) 〇東京事業所  東京都荒川区町屋五丁目4番6号  TEL:(03) 3895-0351(代表) 〇山口事業所  山口県美祢市大嶺町東分字池尻3058番45  TEL:(0837) 52-0811(代表) 〇横浜営業所  横浜市神奈川区神奈川本町3-1弘中ビル302号  TEL:(045) 451-0033(代表) 〇大阪営業所  大阪市城東区成育四丁目9番14号  TEL:(06) 6933-5123(代表) 〇広島営業所  広島県東広島市西条町下見4343番地10  TEL:(082)421-3335(代表)


成功事例