株式会社石川工場
最終更新日:2024-10-28 11:07:27.0
全個体電池の試作とその評価1.0
基本情報全個体電池の試作とその評価
D101Sを全固体電池試作での有効性検証を行った。具体的には、遊星ボールミルを用いて試作した全固体電池との性能の比較を行った。
【概要】
石川式撹拌擂潰機D101Sを全固体電池の試作に用いた際の有効性について検証を行った。
具体的には、遊星ボールミルを用いて試作した全固体電池との性能の比較を行ったので、その評価結果について報告する。
※全固体電池の試作・評価については外部機関に委託した。(D101Sを貸与した)
【結論】
(1)石川式攪拌擂潰機を用いて作製した全固体電池は、ハイレートの充放電で良い結果がでている。
(2)固体電解質の解砕では、遊星ボールミルより、微細化できていて、固体電解質の変成も少ない。石川式攪拌擂潰機の方が、マイルド分散できていると理解してよい。
今回の試作は、粉砕時間を10分とした。石川式撹拌擂潰機の場合、さらに粉砕時間を長くすれば、より固体電解質の微粒子化が可能となり、より高い充放電特性を得られる可能性がある。
D101S/D16S (卓上型)石川式撹拌擂潰機
石川式攪拌擂潰機(カクハンライカイ機)は「攪拌」「すりつぶし」「混合」「練り合わせ」を同時に行う事が出来る機械です。独自の構造で、密度の高い粒形均一性、混合均一性を実現をします。手作業と同じ乳鉢、乳棒を採用し、自動化する事で手作業以上の安定した製品品質の向上に貢献するとともに作業時間の短縮や省力化なども実現します。 (詳細を見る)
取扱会社 全個体電池の試作とその評価
石川式撹拌擂潰機の製造、及び販売。 創業当初(明治30年)は、食品、特にかまぼこ用の魚のすり身向けに使っていただいておりました。 現在では、以下の業界の研究開発分野にご使用頂いております。 (1)研磨材業界 (2)電子部品業界(特にセラミックス分野) (3)二次電池業界(電池の正極、負極材料開発) 特に、以下の用途に拡がり、使っていただく機会が増えております。 (1)メカニカルアロイングによる合金製作の研究開発 (2)メカノケミカルによる合成物の研究開発 (3)金属粒子やセラミックス粒子の整粒化(粒子の均一性)を必要とされている研究開発 (4)その他理化学機器向け 主な処理材料は以下になります。 ・全固体電池のSi負極材料開発 ・導電性の貴金属 ・カーボンペースト/スラリー ・カーボンナノチューブ ・ガラスフリット ・人工骨(アパタイト) ・入れ歯歯科材料 ・砥粒/研磨剤 ・化粧品 ・顔料 ・セラミックス材料 ・食品(スパイス、漢方薬、餡子、ごま、ピーナツ等) これらの粉砕、混合にご利用頂いています。
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