株式会社石川工場
最終更新日:2024-06-13 18:50:26.0
自動乳鉢AGBを用いたガラス粉砕試験
基本情報自動乳鉢AGBを用いたガラス粉砕試験
プレパラートガラスを2時間すりつぶすと約1.7μmの粒径まで微粒子化することができた。高硬度材料もAGBを用いると微粒化できる。
【概要】
自動乳鉢 AGB を用いてガラス塊を粉砕した際の粒度分布測定を行った。
一般的な顕微鏡用スライドグラスを3mm程度に破砕したのち、自動乳鉢 AGB で粉砕し
た。粉砕時間は 、5 時間。粒度測定は、レーザー回折装置を用いた。
【背景・目的】
石川工場で生産しているAGB 型石川式撹拌擂潰機の擂潰性能を把握するために、ガラス片
の擂潰を実施した。
【実験機器】
・自動乳鉢(AGB型石川式撹拌擂潰機 )
・堀場製作所 レーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置LA-950V2
【結論】
一般的な顕微鏡用スライドグラスを3mm 程度に破砕したガラス片を石川式攪拌擂潰機
AGB 型を用いて破砕すると、3時間程度で飽和し、凡そ1.7μm 程度に迄、破砕することができる。
AGB型 硬質材料擂潰 可変速対応 卓上型
【特長】
・石川式撹拌擂潰機の特徴そのままに、杵をモータで強制回転させることでより高い擂潰性能を有する。
・卓上型なので研究開発分野での実験に適し、ドラフトチャンバー内での使用も可能。
・鉢・杵の材質として、めのう、アルミナ、炭化タングステンを用意しており、お客様の要望に応じた鉢・杵材料を選択可能。
・防護カバーを標準搭載しており、粉塵の飛散を抑制。
・また、インターロック機構を搭載して、カバーを開けると、杵回転が止まる安全機能付き
【好適使用事例】
・研究開発向け実験機として、少量の下記材料の擂潰(擂り潰し)、分散にご採用いただいております。
‐チタン(Ti) 、ジルコニア(ZrO2)、シリカ(二酸化ケイ素 SiO2)、アルミナ・酸化アルミニウム(Al2O3)、α-リン酸三カルシウムセラミック ハイドロキシア、シリコンカーバイト(SiC)窒化アルミ(AlN)、窒化ケイ素(Si3N4)等のセラミックス材料
‐カーボン、イリジウム、ビスマス、テルル(Bi2Te3)、鉛、スズ、ニオブ、タングステン、モリブデン、アンチモン、白金、金、銀、銅(カッパー)等のレアアース/高機能金属の処理。
(詳細を見る)
取扱会社 自動乳鉢AGBを用いたガラス粉砕試験
石川式撹拌擂潰機の製造、及び販売。 創業当初(明治30年)は、食品、特にかまぼこ用の魚のすり身向けに使っていただいておりました。 現在では、以下の業界の研究開発分野にご使用頂いております。 (1)研磨材業界 (2)電子部品業界(特にセラミックス分野) (3)二次電池業界(電池の正極、負極材料開発) 特に、以下の用途に拡がり、使っていただく機会が増えております。 (1)メカニカルアロイングによる合金製作の研究開発 (2)メカノケミカルによる合成物の研究開発 (3)金属粒子やセラミックス粒子の整粒化(粒子の均一性)を必要とされている研究開発 (4)その他理化学機器向け 主な処理材料は以下になります。 ・全固体電池のSi負極材料開発 ・導電性の貴金属 ・カーボンペースト/スラリー ・カーボンナノチューブ ・ガラスフリット ・人工骨(アパタイト) ・入れ歯歯科材料 ・砥粒/研磨剤 ・化粧品 ・顔料 ・セラミックス材料 ・食品(スパイス、漢方薬、餡子、ごま、ピーナツ等) これらの粉砕、混合にご利用頂いています。
自動乳鉢AGBを用いたガラス粉砕試験へのお問い合わせ
お問い合わせ内容をご記入ください。