HORIZO株式会社
最終更新日:2024-10-18 18:02:45.0
ケーススタディ:作物保護のためのファージ増幅v1
基本情報ケーススタディ:作物保護のためのファージ増幅
バクテリオファージは、特定の細菌に感染して破壊するウイルスで抗生物質に代わる細菌感染症の治療法としての可能性が注目されています。
アグロバクテリウムは、いくつかの植物種に感染を引き起こすグラム陰性の植物病原菌です。農業における細菌感染症は、これまで使用されてきた化学薬品が望ましくなく、また持続可能な解決策ではないため、治療が困難になっています。
バクテリオファージは特定の細菌を殺す自然に存在する物質で、作物を細菌病原体から守るための有効な代替手段となる可能性があります。
CellMaker シングルユース エアリフト式バイオリアクター
Cellexusは、シングルユースのエアリフト式バイオリアクター「CellMaker」で細胞培養や発酵プロセスを効率化します。
このエアリフト技術は、空気を利用した独自の撹拌法で、従来の方法に比べて操作が簡単で効果的です。
高い生産性を保ちながら、コスト削減と時間短縮を実現します。
Cellexusでは、「CellMaker」バイオリアクターのレンタルサービスも提供しています。このサービスを利用することで、購入前にシステムを試用し、皆様のプロセスに適した機器が選定できます。
レンタルサービスを利用されたお客様は、割引価格での購入オプションも選択可能です。
これによりリスクを抑えつつ確実に研究に適したバイオリアクターが導入できる仕組みとなっています。
Cellexusはバイオテクノロジー機器を専門とする企業で、スコットランドを拠点にしています。
製品に関する動画は、こちらから
https://youtu.be/bk9GkMzRIEc
詳細については、info@horizo.co.jp までお問い合わせください。 (詳細を見る)
【ケーススタディ】作物保護のためのファージ増幅
CellMaker Regular 8Lシステムを使用したファージの増幅について
ご紹介いたします。
まず、5Lの低ナトリウムLBブロスをCellMakerバイオリアクターバッグに
ポンプで注入し、アグロバクテリウム接種液を加えました。
光学密度(OD)は600nmで測定され、開始OD値は0.05と記録。
温度は、エンクロージャーユニットの背面に取り付けられた
ペルチェプレートによって25°Cに維持されました。
実験は、ファージによる感染から約15時間後の翌朝に停止し、
最終的な溶出液の濃度は1.25x10^10PFU/mLとなっております。
【概要】
■使用機器:CellMaker Regular 8Lシステム
■実験内容:ファージの増幅
■結果
・感染時のバッグ内の濃度:10^5PFU/mL
・最終的な溶出液の濃度:1.25x10^10PFU/mL
※詳しくはPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問い合わせください。 (詳細を見る)
【White Paper】液体混合効率と体積質量移動係数
当資料では、CellMakerバイオリアクターバッグ全シリーズにおける
混合効率と酸素供給効率を測定した結果などをご紹介しております。
CellMaker Plus 4L、8L、および50Lのシングルユースバイオリアクターシステムを
使用し、さまざまな空気供給量および培地量に対応した一連の実験についての
条件をはじめに、スケーラビリティを評価するため、異なる発酵規模での
物質移動効率を比較する指標としてVVMパラメーターを用いた分析などを
ご覧いただけます。
本研究の結果は、CellMakerを使用して発酵をスケールアップする際に
期待できる混合およびエアレーション効率の概要を示しています。
導入を検討されている方はぜひご一読ください。
【掲載内容(一部)】
■混合時間の決定
■体積流量質量移動係数
■kLaの決定
■結果
※詳しくはPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問い合わせください。 (詳細を見る)
ファージ製造に関するインタビュー:Capsid&Tail誌掲載
バクテリオファージは特定の細菌に感染し、その増殖を抑制することで細菌を排除することができるため、抗生物質に代わる持続可能な治療法として注目されています。ヨーロッパにおいて製品登録も進んでおり、Proteon PharmaceuticalsはBAFASALという製品でサルモネラ菌感染症の予防を行うため、EUでの飼料添加物としての最終登録段階にあります。また、BAFADORという製品を水産養殖向けに開発しており、魚類の細菌感染に対処するために使用されています。このような製品は、抗生物質の代替として規制当局や消費者の間で高く評価されています。
(詳細を見る)
ピキア・パストリスでタンパク質の生産と発現レベルを増加
本研究では、ケンブリッジの分子生物学研究所がCellMaker Regularを使用し、Pichia pastorisで44kDaヒスタグ付きタンパク質の発現収量を2倍に増加させることに成功しました。従来のシェーカーフラスコから使い捨てバイオリアクターに切り替えることで、1.5倍のバイオマス増加と2倍のタンパク質収量を達成しました。酸素濃縮ガス供給による通気強化が効果を上げ、タンパク質は適切に糖鎖化されて培地に分泌されました。今後の最適化により、収量のさらなる向上が期待され、50Lユニットへのスケーリングで最大6倍の収量増加が見込まれます。 (詳細を見る)
取扱会社 ケーススタディ:作物保護のためのファージ増幅
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