掲載開始日:2019-04-22 00:00:00.0
理化学研究所ら共同研究グループは、均一な構造の「抗体-薬物複合体 (ADC) 」を作製する手法を新規開発しました
日本ウォーターズ株式会社は、理化学研究所(理研)開拓研究本部伊藤細胞制御化学研究室の眞鍋史乃専任研究員と山口芳樹客員研究員、株式会社伏見製薬所の伏見豊社長、国立がん研究センターの松村保広分野長らの共同研究グループとの共同研究で、抗体の糖鎖構造を改変しつつ糖鎖部分に薬物を選択的に結合させた均一な構造の「抗体-薬物複合体 (ADC) 」を作製する手法を新規開発しました。
抗体医薬の一種である ADC は、抗体の特異性により効果的に薬物をがん組織に運び、酵素依存的または徐々に薬物を放出するため、副作用の少ない医薬品として期待されています。
しかし、現在使用されている ADC は、抗体に結合する薬物の数や位置が異なる複数の化学種から構成されており、薬物動態や再現性などの観点から、均一な構造の ADC の合成法が求められていました。
活用された製品
研究には、日本ウォーターズ株式会社のUPLC と QTof 型質量分析計 (ACQUITY UPLC I-Class 、Xevo G2-XS QTof および SYNAPT G2-Si HDMS) およびデータ解析インフォマティクス UNIFI を活用しました。
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