株式会社HALデザイン研究所 【アナキンシステム使用事例】容器の開けやすさ・にくさは見て分かる
- 最終更新日:2021-06-21 21:13:37.0
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【アナキンシステムとは】
普段着で、身体には何も付けずに、人の動作を計測することが出来るシステムで、弊社が開発しました。
【評価方法】
回して開ける容器を例に、2つの市販容器を開けて頂き、開ける力を計るとともに、アナキンシステムで、その時の動作を記録しました。また、筋負担を見るために、筋電図を計測しました。
【評価結果】
そもそも、両方の容器は形状が異なり、何も教示せずに渡すと、持ち方と開ける動作が異なることが分かりました。以下にそれを記述します。
■開けにくい容器
・瓶の側面を待たざるを得ない形になっているため、両肘が上がり、しかもその間隔が広いために力を発揮できない
■開けやすい容器
・瓶の底の部分が持ちやすくなっており、両肘が低くなり、しかも身体に近いので力を発揮しやすい
具体的な計測例は添付資料をご覧ください。
基本情報【アナキンシステム使用事例】容器の開けやすさ・にくさは見て分かる
【開け方による容器の分類】
・回す ・指で押し上げる、引き上げる ・摘んで引き上げる ・指で起こす、引っ張り上げる ・指で押す ・指で引き裂く ・指で押し広げ開く 具体的には添付画像をご覧ください。
【開けやすい容器を開発する手順】
■人が容器を開ける様々な動作に対して、開けるために必要な力やトルクを変えられる当社保有の計測器を使って計測します。 ・楽に開けられると感じる ・これくらいが限界と感じる ・これは無理と感じる
■市販容器の評価
市販容器を、色々な人に開けて頂き、その時、容器に掛る力又はトルクを計測します。そして、開けやすさ(又は開けにくさ)に対する感想(主観評価)を聞きその時の開け方を記録します。同時に、その人の開ける動作に対する発揮力を計測しておきます。
■開けやすい構造の評価
様々な開け方に対して、開けるための力やトルクが少なくて済む形状・構造・材質を考案・試作し、力又はトルクを計測します。
■商品への展開
考案・試作品の中で、「楽に開けられる」と評価された力もしくはトルク以上の値を出せるモノを組み込んで商品として仕上げます。
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