株式会社ケツト科学研究所 【赤外線水分計測定事例】飴とキャラメルの水分を測ってみた
- 最終更新日:2020-08-27 17:20:16.0
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甘くて高温で溶けるような試料の水分測定には、ちょっとした工夫が必要です
飴とキャラメルを赤外線水分計「FD-720」で測った事例をご紹介します。
甘い試料つまり糖分が多いものは、高温を当てるとすぐに表面が焦げ
ついてしまいます。焦げた部分は膜となり水分が蒸発しにくく、内部に
水分が閉じ込められてしまうので全体としての正確な水分測定ができません。
かといって、低温では水分が蒸発しにくく、質量変化がないと赤外線
水分計は測定完了だと勘違いしてしまうので、そこにも一工夫がいるのです。
そこで有効な方法が、赤外線水分計FD-720/800の機能「ステップ乾燥モード」
の利用です。乾燥モードを適切に選び、水分蒸発させ、焦げないよう乾燥させます。
【事例概要】
■飴:1粒(約4g):ステップ乾燥モード・STEP1/115℃,5min・
STEP2:110℃/AUTO 0.05%、2.55%(8分)
■キャラメル:1粒(約5g):ステップ乾燥モード・STEP1/115℃,5min・
STEP2:115℃/AUTO 0.05%、5.80%(17.5分)
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