『Silver column KANTO』は、りん酸ジルコニウムを基材とした新しい銀イオンクロマトグラフィー用HPLCカラムです。
特に複雑な組成を持つ油脂類の分離・分析・精製に有用な手法として用いられます。
本製品は、従来の硝酸銀含浸シリカゲル等の課題を克服し、高い安全性と特徴的な分離能を有し、食品分野以外での応用も期待できます。
【特徴】
■cis/trans異性体の分離
一般にcis体は、trans体よりもAg+と形成する錯体の安定性は高いので、cis体が強く保持されtrans体が先に溶出。
■位置異性体の分離
炭素数に関わりなく、炭素間の二重結合がカルボニル炭素から遠ざかるほど早く溶出。また、芳香族化合物の分離では、o-体、m-体、p-体の順に溶出。
■炭素数が異なる脂肪酸の分離
脂肪酸の炭素数が多いほど早く溶出。また、二重結合の多いものは強く保持される。
■複数の二重結合をもつ化合物の分離
共役二重結合より非共役二重結合の方が強く保持される。また、二重結合同士が近いほど早く溶出。
詳細はカタログをダウンロードしていただくか、
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基本情報銀イオンクロマトグラフィーSilver column KANTO
『Silver column KANTO』は、りん酸ジルコニウムを基材とした新しい銀イオンクロマトグラフィー用HPLCカラムです。銀イオンクロマトグラフィーの原理により、不飽和脂肪酸や幾何異性体の分離が可能です。また、これまでの銀イオンクロマトグラフィー用担体と比べて銀イオンの溶出が少なく、より高い耐久性・再現性が期待できます。
【特徴】
■りん酸ジルコニウムを基材に銀を担持させた充填剤
りん酸ジルコニウムに銀を担持させることにより、これまでの銀イオンクロマトグラフィー用担体と比べて耐久性に優れ、より高い再現性が得られます
■有機化合物の不飽和結合と銀イオンが錯体を形成する性質を利用
■関東化学の研究所で開発した製品
■幾何異性体を分離することができる
■二重結合の数、二重結合のある場所などで分離可能
■適応できる資料
-食品分野 脂肪分(油脂、脂肪酸)
-有機合成分野 cis-trans異性体
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価格情報 | 詳しくはPDF資料をご覧ください。 |
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納期 | お問い合わせください |
用途/実績例 | ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 |
ラインナップ
型番 | 概要 |
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38207-96 | シルバーカラムKANTO 10-10(5μm) |
38205-96 | シルバーカラムKANTO 10-20(5μm) |
38208-96 | シルバーカラムKANTO 150-2(5μm) |
38206-96 | シルバーカラムKANTO 250-10(5μm) |
38204-96 | シルバーカラムKANTO 250-20(5μm) |
38201-96 | シルバーカラムKANTO 250-4.6(5μm) |
38203-96 | シルバーカラムKANTO 5-4.6(5μm) |
詳細情報銀イオンクロマトグラフィーSilver column KANTO
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製品カタログ≪Silver column KANTO≫
『Silver column KANTO』を詳しくご紹介しております。
りん酸ジルコニウムを基材とした新しい銀イオンクロマトグラフィー用HPLC用カラムです。
従来の硝酸銀含浸シリカゲルなどの課題を克服し、高い安定性と特徴的な分離能を有していることから、食品分野以外での応用も期待できます。
カタログ銀イオンクロマトグラフィーSilver column KANTO
取扱企業銀イオンクロマトグラフィーSilver column KANTO
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