抗体ヒンジ領域直下の特定部位を消化するプロテアーゼなどをラインアップ。ADCの詳細な特性評価が可能に
抗体薬物複合体の評価・分析に有用なGenovis社の酵素をご紹介します。
◎FabRICATOR (IdeS)
抗体ヒンジ領域直下の特定部位を消化する酵素です。
30分間のインキュベーションで、F(ab')2およびFc/2の均一なプールを生成。
通常、IgGは30分以内に消化されますが、インキュベーション時間が長くなっても
過剰な消化によるリスクはありません。37℃で酵素活性が最大になりますが、
反応時間を長くすることで、室温でも使用可能です。
◎IgGZERO (EndoS)
IgGのFc領域のN-結合型糖鎖を加水分解する酵素です。
IgGの迅速な脱グリコシル化による複雑性の軽減やFC領域のエフェクター機能の不活性化などに有用です。
◎GlycINATOR (EndoS2)
IgGのFc領域の糖鎖を加水分解する酵素です。
高マンノース、ハイブリッド、複合体およびバイセクト型糖鎖を含む
IgG上の糖鎖構造を除去することが実証されています。
※「PDFダウンロード」より製品資料(英語)をご覧いただけます。
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基本情報抗体薬物複合体(ADC)の評価・分析用『Genovis社製酵素』
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