製鉄所の脱硫装置の吸着塔の清掃中に一酸化炭素中毒が起こった事例をご紹介
脱硫装置の下段の清掃中に、被災者と同僚2名が内マンホールの外側で、4名が
内マンホールの中で バキュームホースを使用して吸引作業を行っていました。
製鉄所の立会人が不快な刺激臭を感じたので、焼結機からの排ガスの流入を
懸念し、マンホール内の亜硫酸ガス 、酸素濃度、一酸化炭素濃度の測定を
したところ、 酸素濃度が18.8 % 、一酸化炭素濃度が130ppmであったので、
マンホール内の作業員に「逃げろ」と指示。
診察を受け、立会人と被災者が入院を指示されましたが、立会人は当日に
帰宅し、被災者は一酸化炭素中毒で一週間の入院となりました。
【提案】
■作業者がポータブルガスモニターを装着して作業する
■炉内ガス漏洩の早期発見と、作業者及び周囲に対して危険を知らせる
ことができる
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基本情報【労働災害事例】製鉄所の脱硫装置の吸着塔の清掃中に一酸化炭素中毒
【事例概要】
■発生場所
・製銑工場の焼結機に付属する脱硫装置の吸着塔
■対策
・関連設備で同時に作業を行っていて、稼働を再開する時には十分な連絡調整を行うこと
・作業中は作業環境の測定を随時行い安全性を確認すること
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