【事例紹介】HPLC-UV-CADによるアミノ酸の不純物分析サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社／Thermo Fisher Scientific K.K.

コスト削減と信頼性の高い分析を実現：荷電化粒子検出器（CAD）とUV検出器の組み合わせは誘導体化なしにアミノ酸と不純物を同時分析

本アプリケーションは、HPLC-UV-CAD法を用いてL-アスパラギン酸およびグリシンの不純物を高感度かつ堅牢に分析する方法を紹介しています。
従来のアミノ酸分析で用いられる誘導体化法は、人的なミスや誘導体化効率の変動が課題でしたが、本方法は誘導体化なしに検出することで、より信頼性の高いメソッドを提供します。
また、アミノ酸とその不純物（特に有機酸）を1回のクロマトグラフィーで同時に分析可能なため、分析時間を大幅に短縮し、コスト削減にも寄与します。
さらに、新しい分析法の選択性と定量限界（LOQ）は、確立された公定法と同等であり、アミノ酸の品質管理に有用です。

【特長】
■ 誘導体化法に比べてエラーが少なく、より堅牢で信頼性が高い
■ アミノ酸と有機酸を2つの手法から1つの手法で同時に検出できるため、分析時間やコストを削減
■ CADとUVの組み合わせでアミノ酸を高感度に検出
■ 新しい分析法の選択性と定量限界（LOQ）は公定法と同等

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基本情報【事例紹介】HPLC-UV-CADによるアミノ酸の不純物分析

【実験内容】
■メソッド開発：不純物ピーク形状の改善、イオンペア試薬の切り替え手順の検討
■UV-CAD検出：高感度化のための条件検討
■バリデーションのためのバッチ分析：異なるメーカーの４バッチを試験
■UV-CAD検出法と公定法の比較：Aspの不純物分析は分析時間を90%以上短縮、Glyの場合は65%以上短縮

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