福田龍株式会社本社
最終更新日:2019-04-16 16:18:02.0
【漢方の知識】生薬の基本作用
基本情報【漢方の知識】生薬の基本作用
漢方の知識をご紹介!生薬の基本作用について解説しています
当資料は、漢方の知識として「生薬の基本作用」について解説しています。
寒・熱・温・涼という4種類の異なる薬性「四気」をはじめ、「五味」
「昇降浮沈」「帰経」についてわかりやすく、漢方理論を単純化して
ご紹介しています。
漢方の知識や、製品の検討に是非お役立てください。
【掲載内容】
■生薬の基本作用
■I.四気
■II.五味
■III.昇降浮沈
■IV.帰経
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
【漢方の知識】生薬の基本作用(1)『四気』
薬物には、寒・熱・温・涼という4種類の異なる薬性があります。
これを『四気』といい、その薬物を投与することで人体に現われる
作用を示します。
四気は薬物の作用を説明するために重要で、中医学では、薬性の違いによって、
疾病を追い払い臓腑を養生して陰陽を平衡することで、疾病を治癒させます。
四気は陰陽の意味合いも含んでいて、寒・涼は「陰」に属し人体を冷やし、
温・熱は「陽」に属し人体を温める作用をします。寒・涼や温・熱は、
それぞれ薬性の方向性は同じで、強さの違いを表しています。
【ポイント】
■寒・熱・温・涼という4種類の異なる薬性がある
■中医学では、薬性の違いによって疾病を治癒させる
■寒・涼は人体を冷やす作用がある
■温・熱は人体を温める作用がある
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 (詳細を見る)
【漢方の知識】生薬の基本作用(2)『五味』
薬物には、辛・甘・酸・苦・鹹という5種類の異なる"味"があります。
これを『五味』といい、薬物の味(味覚)とともに薬物の作用も表しています。
五味それぞれの性質は、五行理論に一致しています。すなわち、
「辛味薬」は散らす(発散)作用、「甘味薬」は緩める(緩和・調和)作用、
「酸味薬」は収める(収斂・固渋)作用、「苦味薬」は堅める作用、
「鹹味薬」は軟らかくする作用を持ちます。
すべての薬物には"性"と"味"があり、気味が同じ薬物の作用は類似し、
気味が異なった薬物の作用は異なります。 また、ひとつの薬物が多くの
「味」を持つ場合は、作用範囲(治療範囲)が広いことを示しています。
【ポイント】
■辛・甘・酸・苦・鹹という5種類の異なる"味"がある
■五味それぞれの性質は、五行理論に一致
■五味は四気とともに、陰陽五行の属性を持っている
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【漢方の知識】生薬の基本作用(3)『昇降浮沈』
中医学において、「昇(しょう)」は嘔吐、しゃっくり、喘息などの
上向きの症状、「降(こう)」は脱肛、尿モレ、月経過多などの下向きの症状、
「浮(ふ)」は寝汗などの外向きの症状、「沈(ちん)」は表証未解で裏に入る
(例えば、体表近くで感染した風邪がひどくなり内臓まで罹患すること)
などの内向きの症状を表します。
薬物にも、昇・降・浮・沈という4種類の異なる作用の方向性があり、
症状に応じた方向性の薬物を投与することで、症状を緩和し病気を改善します。
【ポイント】
■薬物には4種類の異なる作用の方向性がある
■症状に応じた方向性の薬物を投与することで、症状を緩和し病気を改善
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【漢方の知識】生薬の基本作用(4)『帰経』
「帰経(きけい)」とは、薬物が人体のどの部分(適用範囲)に
作用するかを指し、薬効が表れる作用部位を示しています。
これは「経絡(けいらく)学説」と「臓象(ぞうしょう)学説」に基づいています。
すべての薬物は形・色・気・味などの異なる特徴を持っており、
これが帰経の根拠となっており、五味と帰経の関係が大変密接であるとされ、
五行理論と一致しています。
帰経理論は、薬物の治療作用と病理変化、臓腑経絡にある部位とを有機的に
結びつけているため、中医薬学では、帰経理論を把握することが
用薬指導にあたって重要な意義を持つとされています。
【ポイント】
■帰経とは、薬物が人体のどの部分(適用範囲)に作用するかを指す
■帰経とは、薬効が表れる作用部位を示す
■帰経理論は、薬物の治療作用と病理変化、臓腑経絡にある部位とを
有機的に結びつけている
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