掲載開始日:2024-01-15 00:00:00.0
ゼオライト粒子分布の擂潰時間依存性
- ゼオライト粒子分布の擂潰時間依存性
【概要】
石川工場で生産している石川式撹拌擂潰機の性能を把握するために、
ゼオライトを標準材料として、擂潰時間と粒度分布の関係を実験により明らかにする。
まず、D18S(卓上機)を用いて、ゼオライトの粒度分布と擂潰時間の関係について実験を行った。D18Sで15分、30分、1時間、2時間、4時間と擂潰時間を変化させて、サンプルを2gずつ採取した。
このサンプルをレーザー回折粒子径測定機で粒度分布測定を行った。
【結論】
粒度分布において粒度のピーク値(最頻値)擂潰時間1時間までは0.4μmであった。擂潰時間2時間以降は、0.1μmであった。
粒度のばらつきを表す標準偏差は、擂潰時間が長くなれば小さくなっていた。しかし、2時間以上は飽和し、3μmでほぼ一定となった。
このことから、今回の実験範囲では、D18Sでのゼオライトの粒度分布と擂潰時間の関係は、擂潰時間が長いほど、粒度(最頻値)もばらつき(標準偏差)の小さくなるが、2時間を過ぎると一定となる
関連資料
関連リンク
今回ゼオライト粒子分布の擂潰時間依存性データの取得に使用したD18Sの製品情報詳細ページです。D18Sは卓上型で2本杵を搭載できる石川式撹拌擂潰機の性能を十分に備えた卓上機になります。ステンレス筐体のため、理化学実験に適してます。独自の技術により、鉢内の杵の軌跡がエピサイまた、ボールミル等に比べて処理エネルギーが低いため、メカニカルアロイング、メカノケミカル、メカノフュージョン処理に適してます。
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【特長】 ・石川式撹拌擂潰機の特徴そのままに、コンパクト設計を実現。 ・ステンレス筐体採用により耐薬品性が向上し、実験室やクリーンルームでの使用用途が拡がる。 ・杵回転部が昇降することにより、乳鉢や杵(乳棒)の交換作業、擂潰後の擂潰物の取出し、機械清掃が容易。 ・卓上型のため、ドラフトチャンバーやグローブボックス内での使用が可能となり、有機溶剤等の擂潰も可能。 【好適使用事例】 ・…
D18S/D20S/D22S (卓上型) 石川式撹拌擂潰機
乳鉢・乳棒を自動化。全固体電池、ファインセラミックス、カーボンナノチューブ、導電性ペーストの撹拌、擂潰、分散、混練、混合に実績。
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関連カタログ
取扱会社
石川式撹拌擂潰機の製造、及び販売。 創業当初(明治30年)は、食品、特にかまぼこ用の魚のすり身向けに使っていただいておりました。 現在では、以下の業界の研究開発分野にご使用頂いております。 (1)研磨材業界 (2)電子部品業界(特にセラミックス分野) (3)二次電池業界(電池の正極、負極材料開発) 特に、以下の用途に拡がり、使っていただく機会が増えております。 (1)メカニカルアロイングによる合金製作の研究開発 (2)メカノケミカルによる合成物の研究開発 (3)金属粒子やセラミックス粒子の整粒化(粒子の均一性)を必要とされている研究開発 (4)その他理化学機器向け 主な処理材料は以下になります。 ・全固体電池のSi負極材料開発 ・導電性の貴金属 ・カーボンペースト/スラリー ・カーボンナノチューブ ・ガラスフリット ・人工骨(アパタイト) ・入れ歯歯科材料 ・砥粒/研磨剤 ・化粧品 ・顔料 ・セラミックス材料 ・食品(スパイス、漢方薬、餡子、ごま、ピーナツ等) これらの粉砕、混合にご利用頂いています。
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