半導体の部品に使用される封止金型の事例をご紹介します。
【課題】
あるメーカー様からの相談で、半導体の部品に使用される封止金型をできるだけ薄く高硬度な表面処理を行ってほしい、また母材を長持ちさせたいというご要望を頂いた
【提案】
弊社の「クロアモール」をご紹介
【結果】
精度面と耐摩耗性を評価頂き、樹脂流路部の金型まで一式ご依頼頂いた。摩耗しづらく母材の寿命も延びた。
基本情報クロアモール採用事例その1【半導体の封止金型】
【クロアモールの特長】
■皮膜構造
アモルファス構造となっています。このため、結晶構造を有する通常のクロムめっきとは異なる性質を有します。
■硬度
200〜600℃の熱を加えることで最高Hv1,800まで硬化します。これは通常の硬質クロムめっきの約2倍の硬度になります。
■耐熱性
アモルファス構造を持つクロアモールは600℃でも高硬度を維持します。このため、400℃で急激に軟化する硬質クロムめっきと比較して耐熱性は極めて良好です。
■耐摩耗性
クロアモールの表面にある酸化皮膜の影響により、他の表面処理よりも良好な耐摩耗性を発揮します。
■耐食性
約5μmまでのクロアモール皮膜にはクラックやピンホール等の欠陥がないため、耐食性は非常に優れています。
■耐薬品性
塩酸に対して通常のクロムめっきの3〜6倍の耐食性があります。
■加工特性
浸炭法、窒化法、ホウ化法などの拡散処理や化学蒸着、物理蒸着による乾式表面硬化法と比較して低温での処理が可能であるため、素材への熱的影響が少ないです。
価格帯 | お問い合わせください |
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納期 | お問い合わせください |
用途/実績例 | ※詳しくはお気軽にお問い合わせください。 |
カタログクロアモール採用事例その1【半導体の封止金型】
取扱企業クロアモール採用事例その1【半導体の封止金型】
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・金属ロール、弾性ロール製作加工 ・硬質クロムめっき加工 サージェント浴をベースに、硬度の高い(HV900以上)クロムめっきをご提供しております。 ・表面仕上げ めっき表面は、超鏡面仕上げから無光沢梨地仕上げまで幅広い光沢度と粗さに調整可能。 ●超研磨仕上げ 0.05S以下(バーチカル研磨機) ●ミラーポケット仕上げ/セミマット仕上げ ●梨地仕上げ ●バフ仕上げ(円筒バフ研磨機/フレキシブルバフ研磨機) ・自己潤滑性クロムめっき「テフ・ロック」加工 硬質クロムめっきとテフロン等の商標で知られる4フッ化樹脂の 複合めっき。クロムめっきの高硬度と4フッ化樹脂の自己潤滑性 を併せ持つ優れた表面処理。離型性と耐磨耗性の両立が可能。 <用途> ヒートシーラー、ガイド部品、ロール、スクリュー等 ・高硬度クロムめっき「クロアモール」加工 クロムとカーボンの合金めっきであり、世界初のアモルファス構 造を持つクロムめっき。硬質クロムめっきの約倍の硬度(約Hv1,800)を有する。 <用途> 封止金型、精密ダイス、エンジン部品、パイロットピン、スクリュー等
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